ペイント一番「作業日記」
2021年08月15日
ALCのサッシ廻りのコーキング(シール)打ち替えで雨漏り補修工事-作業日記
実はよくあるALCの外壁からの雨漏りについてです。ALCに使用されているプレートの大きさは横幅610mmしかないので、縦目地や横目地の数量が非常に多くなり、そこに開口部のサッシなどがあるため、止水のためのコーキング(シール)が経年劣化で破断すると、その個所から雨もりを起こすことが非常に多い外壁材になっています。又、他の外壁材で使用するような2次防水(透湿防水シート)などが無い為に、止水の為のコーキング(シール)の劣化は要注意です。
下の写真は施工前のALCの写真です。サッシの上部から雨もりがあったようで、パテのようなものを張り付けてありました。
下の写真はサッシ角と目地部のコーキング(シール)が切れています。
下の写真の黒いコーキング(シール)はサッシ廻りや目地部からの雨漏りを止めるため、以前に施主様のほうでされた工事です。
今回施工したALC外壁の補修工事は、数か所からの雨漏りがあり、特にひどかったのがこのサッシ廻りからの雨漏りで、コーキング(シール)工事ではサッシ廻りはすべて打ち替えで施工しています。又、ALCの欠落やクラック、爆裂の補修はこちらのリンク先をぜひご参考にしてください。→ALC外壁の雨漏り補修工事
下の写真はサッシ廻りのコーキング(シール)の撤去後の写真です。サイディング外壁にはある2次防水の透湿性防水シートがなく、雨水建物内部に入るのがよくわかると思います。
下の写真もサッシ廻りのコーキング(シール)撤去後の写真です。
下の写真は雨漏りをおこしていた建物内部の写真です。
今回サッシ廻りのコーキング(シール)はすべて打ち替えし、目地は増し打ちで施工します。サッシ廻りはなぜ打ち替えするかというと、ALCの場合サッシと外壁がほぼ面一の為に、サイディング外壁のサッシ廻りのように打ちしろがほとんど確保できないために、ALCの場合は打ち替えをお勧めしています。増し打ちで施工した場合1mmも厚みがつかない程度の施工になります。逆に目地は溝になっている為、打ちしろが確保できるので厚みをつければ増し打ちでも問題はありません。
下の写真は目地やサッシ廻りにプライマーを塗布している写真です。プライマーは素地とコーキング(シール)の密着性を高める大変大事な工程です。
下の写真はコーキング(シールを)充填している写真です。
サッシ廻りや目地にタップリとコーキング(シール)を充填しています。
下の写真はコーキング(シール)完成写真になります。目地やサッシ廻りすべて改修しています。この建物で1000mを超えるメーター数になります。この後コーキング(シール)乾燥後に高圧洗浄・外壁の塗装・屋上防水などの工事に移ります。
ペイント一番では、基本的な雨漏り散水調査(散水テストなど)も無料で実施しております
雨漏れ無料点検の地域は大阪市内、東大阪市、八尾市、大東市、門真市、奈良市、生駒市などです。
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