スーパーガルテクトのカバー工法
東大阪市で屋根のカバー工法にアルメットルーフィングを使用-ペイント一番
大阪府東大阪市で、3階戸建て住宅の屋根に、軽量で高耐久の金属瓦「アルメットルーフィング」を使ったカバー工法の施工例です。
アルメットルーフィングの特徴
アルメットルーフィングは、錆や腐食に強いジンカリウム鋼鈑を基材として、表面は自然石でコーティングしている、デザイン性に富んだ屋根材です。又、1平米あたりの重量が約7kgと軽く、カラーベストと比べると約1/3程度の軽さになります。
下の写真は、カバー工法施工前の写真になります。築15年を超える為、色褪せが出て、表面が少し砂地状になって防水性能の低下が見受けられます。
桟木工法
今回、カラーベスト屋根材の撤去・処分を必要としないカバー工法で施工するに至りましたが、単純に既存のカラーベストの上に金属の軽量瓦を乗せるのではなく、一度下地を造った上に、アルメットルーフィングを葺く桟木工法での施工になりました。
下の写真は、棟包み板金や貫板を撤去後、既存のカラーベスト屋根に横桟を施工している写真です。横に桟を施工する事で、垂木と十字に交差し、屋根の捻じれなどに対応し、構造自体をより強くする工法です。
断熱材
桟木工法の特徴は、屋根を強くするだけでなく、既存のカラーベストと新しく葺く瓦の間に空気層が出来る事で、断熱効果を高める事が出来ます。カラーベストの屋根材は約5mm程度と薄く、冬場温かい側の屋根裏下地合板が結露でダメージを受ける場合があります。今回この空気層が出来る場所に更に断熱材を敷き詰めて、より断熱効果を高める仕様になっています。
以上の工法は、寒冷地や暑さ対策に大変効果的な工法になっています。
下地合板
下の写真は下地合板12mmを施工後の写真になります。桟木の上に下地合板で、更に屋根の捻じれなどに強い屋根の構造になっています。
防水シート施工
下の写真は防水シートのルーフィングを施工後の写真になります。屋根材の裏に廻った雨水は、このルーフィングで建物内部に入らないようになっています。
横桟
当社で主にカバー工法で使用するアイジー工業のスーパーガルテクトは、このルーフィングの上に、直接釘で打ち込む施工方法ですが、今回施工するアルメットルーフィングは、横に這わせた桟に正面をキッチリと釘打ちで止めていく工法になります。
アルメットルーフィング施工
下の写真は、アルメットルーフィングの施工中の写真になります。
水切り板金、雨樋施工
下の写真は水切り板金や、雨樋施工の写真になります。軒先の水切り板金施工後に、吊り子式の軒樋金具を施工。軒樋にはパナソニックのシビルスケアPC50を仕様しています。シビルスケアPC50の軒樋は、中に金属が入っているので、変形しにくく耐久性の高い軒樋になっています。
カラーベストに直接施工するカバー工法の場合は、雨樋を交換する必要はありませんが、今回のような桟木工法で施工した場合、屋根の高さが上がる為、必ず雨樋の交換が必要になります。
東大阪市でアルメットルーフィング使用の屋根カバー工法完工
下の写真は、東大阪市でアルメットルーフィング使用の屋根カバー工法の完工写真になります。
屋根工事については下の動画をぜひご参考にしてください。