屋根塗装
東大阪市で屋根塗装工事の塗装手順や使用塗料-ペイント一番
東大阪市でモニエル瓦屋根の塗装手順や使用塗料の解説です。
モニエル瓦はコンクリートを基材として表面に着色スラリーで色付けし、耐候性のあるクリヤーで仕上げている瓦で、経年劣化でクリヤーが無くなるとスラリー層がむき出しになります。
このスラリーが非常に脆弱で、手で擦るだけで粉上になり基材から剥離してしまいます。
脆弱なスラリー
手で擦るとスラリーが粉上に捲れます。
塗装後の早期の塗膜剥離
この脆弱はスラリーが残ったまま塗装した場合、その部分の塗膜剥離する可能性が高まります。
せっかく塗装した意味が無くなります。
モニエル瓦とセメント瓦の区別の仕方
モニエル瓦とセメント瓦は形状などが非常によく似ている為、違いが分らずモニエル瓦の下塗りにセメント瓦の下塗り塗料を塗装してしまう塗装店もあるようです。
下の写真はセメント瓦とモニエル瓦です。
最もわかりやすい違いは、小口に凹凸があるかないかです。
下の写真はセメント瓦です。
小口が平らで凹凸が無い
下の写真はモニエル瓦です。
コンクリートを基材としている為、小口に凹凸がある。
塗装工事前のモニエル瓦屋根
屋根表面のクリヤーがほぼ無くなり、脆弱なスラリーとカビやコケで一面覆われています。
モニエル瓦屋根の高圧洗浄
モニエル瓦屋根塗装の最初の工程です。
先ほども書いたように、脆弱なスラリー層やコケ、カビなどを丁寧に時間をかけてターボノズルで削り取るように洗い流します。
洗浄工事が最も大事な手順になります。
高圧洗浄後のモニエル瓦屋根です。
スラリーやコケ、カビを綺麗に洗い流してました。
モニエル瓦のシーラー塗装
洗浄の次に大事な手順がシーラー塗装です。
当然モニエル瓦専用のシーラーを塗装する必要があり、素地に吸い込まれるためタップリと塗装します。
今回アステックペイントの「モニエルパワープライマー」を塗装しています。
モニエル瓦の上塗り塗装
上塗りには日進産業の遮熱・断熱塗料「ガイナ」で仕上げています。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H-Ⅱロケットの開発に際して、打ち上げ時の熱から機体及び人工衛星を守る為に、ロケットの先端部(フェアリング)に塗布する断熱技術を開発し民間転用したのがガイナ(GAINA)です。ガイナは、宇宙技術を応用し、株式会社日進産業が開発・製造している民生用商品です。
モニエル瓦屋根塗装工事完成