スーパーガルテクトのカバー工法
太陽光発電を設置した屋根のメンテナンスやサーモグラフィーによる点検について-ペイント一番
ここでは太陽光発電を設置した屋根のメンテナンスについて解説いたします。
今までは太陽光発電以外の露出したカラーベスト部分の塗装が一般的でしたが、ひと昔前のニチハのパミール、最近よく見かけるコロニアルNEOやグリシェイドNEOなど塗装では対応できないカラーベスト屋根材があります。
以上の屋根材は建材にアスベストの使用が禁止になって以降製造された初期の屋根材で、アスベスト入りのカラーベストに比べ非常に脆く層間剝離や基材の割れなどのトラブルの多い屋根材になります。
このような建材で自宅の屋根が施工されていた場合の改修方法をご提案いたします。
ニチハのパミール
下の写真はニチハのパミールのカラーベストに太陽光発電を設置した屋根の改修工事です。
施主様は当然どういった屋根材が使われていたのか全く知識が無く築後15年の改修で初めて屋根の状態を把握されました。
当初塗装の予定でしたが、層間剝離が酷い為全体をカバー工法で施工したいところを、泣く泣く太陽光発電を設置している面は塗装で仕上げています。
施工前の屋根
片面を塗装で片面をスーパーガルテクトのカバー工法で仕上げた屋根
太陽光発電を設置した面の暴露している所は塗装工事で、それ以外の面はスーパーガルテクトのカバー工法で仕上げています。
本来太陽光発電を移動して改修後に元に戻す考えもありますが、実はそのような改修の仕方で発電量が大幅に低下した例も聞くことがあります。
元々のセルの不良もあると思いますが、多くは設置時に太陽光発電の枠の上を歩くような施工でセルの破損など施工に起因する場合があり、又、撤去後も足場の上に重ねて再設置する為、その時にセルに傷がつく場合もあります。
下の動画はサーモグラフィーによる太陽光発電の点検をしている動画です。
コロニアルNEO
下の写真はコロニアルNEOのカラーベスト屋根材に太陽光発電が設置された屋根です。
当初コロニアルNEOとは分からず予定通り塗装していましたが、洗浄・シーラー塗装・中塗り・上塗りと工程が進むにつれてカラーベストがどんどん割れて、そのたびコーキングで補修していましたが、あまりにも割れる瓦が多い為調べるとコロニアルNEOと判別しました。
シーガード
施主様とご相談の上シーガードのカバー工法で施工しました。
シーガードはスーパーガルテクトと違い太陽光発電を設置した屋根にも施工出来る為、今回のような屋根には最適な建材と思われます。
シーガード完成
太陽光発電が設置されたカラーベスト屋根にシーガードでカバー工法完成写真