ペイント一番「作業日記」
東大阪市でタスペーサーで雨漏りを防止するカラーベスト縁切り工事
東大阪市で昨日からの塗装工事の続きです。本日はカラーベスト屋根の縁切り工事になります。縁切りという工程はみなさん聞きなれないと思いますが、カラーベスト屋根の塗装工事には欠かすことの出来ない大変重要な工程になります。
カラーベスト屋根を塗装すると屋根全体が塗料の膜で覆われるので、瓦の下に廻った雨水が溜まり、釘穴を伝って雨漏りを起こす場合があります。
下の写真を見ていただくと良くわかると思いますが、カラーベストの縦の突合せ目地から入った雨水が、通常排出されるべき上下の重なり部分に詰まった塗料が原因で排出出来ない状態になります。
下の写真はカラーベスト屋根の塗装時に縁切り無しで塗装した為に雨漏りを起こし、下地合板まで腐朽させ葺き替え工事に至った事例です。葺き替え工事の場合既存の瓦の撤去・廃材処理費など塗装に比べてかなりの出費になります。
下の写真はカラーベスト屋根の屋根裏の写真になります。無数に飛び出している釘は全てカラーベストを止めている釘です。瓦の下に溜まった雨水がこの釘を伝う事が雨漏りの原因になります。
下の写真は今回タスペーサーを施工したカラーベストの縁切りになります。
タスペーサーをカラーベスト1枚に付き2カ所、重なり部分に差し込むことで瓦の下に廻った雨水が排出出来る隙間を作ります。
下の写真はカラーベストにタスペーサーを差し込んだ写真です。わかりやすい様にタスペーサーを約半分ほど差し込んだ状態です。この屋根で二箱約1000個のタスペーサーを使用しています。
下の写真はタスペーサーを最後まで差し込んで施工が完了した状態です。少し手間がかかりますが、カラーベスト屋根の塗装工事には大事な工程になります。
タスペーサーについては下のリンク先を是非ご参考にしてください。
塗装後の雨漏れ防止にタスペーサーでカラーベスト屋根の縁切り
タスペーサーの施工に付いては下の動画も是非ご参考にしてください。