ガイナ塗装
東大阪市で屋根塗装の失敗しない施工工程や手順の解説-ペイント一番
東大阪市で戸建て住宅のカラーベストの屋根塗装の施工工程や手順を、写真を使って詳しく解説して行きます。今回、屋根塗装に使用する塗料は。日進産業の遮熱・断熱塗料のガイナです。ガイナは塗膜乾燥後は特殊セラミックが約80%にもなる塗料で、この特殊セラミックが遮熱性能や断熱性能を高めるので、ガイナを出来るだけカラーベスト屋根に塗布する為、ガイナを3回塗りで仕上げています。
屋根塗装工事前のカラーベスト
下の写真は屋根塗装前のカラーベストです。築年数が15年を超える為、経年劣化で表面の防水性能の劣化が見受けられる状態です。
高圧洗浄の前に、旧塗膜のカスやコケ、カビ、埃などが近隣に飛び散らないように養生している写真です。
カラーベスト屋根の高圧洗浄工事
下の写真はカラーベスト屋根の高圧洗浄工事をしている写真です。高圧洗浄機で9.8MPa(100kg/m2)以上の高圧とターボノズルで時間をかけて丁寧に洗い流します。
カラーベストの屋根塗装工事の場合、この高圧洗浄工は最も大事な塗装工程の一つです。脆弱な旧塗膜やコケ、カビなどが残った状態のカラーベストの上に塗装した場合、早期の塗膜剥離などのトラブルにつながる場合があります。
下の動画は当社で施工した、カラーベスト屋根塗装工事前の高圧洗浄工事です。ぜひご参考にしてください。
カラーベスト屋根の高圧洗浄工事後
下の写真はカラーベスト屋根の高圧洗浄後の写真になります。以前のアスベスト入りのカラーベストではなく、表面が緻密に出来たカラーベストなので、上の動画のように洗浄後、元の色が分らなくなる位に真っ白になるという事はありませんが、綺麗に洗浄出来ています。
水切り板金の錆止め塗装工事
下の写真は、カラーベスト屋根の棟包み板金やケラバ板金、谷樋板金などに錆止め塗装をしています。
錆止め塗装は、金属部の腐食を抑え上塗り塗料のガイナの密着性を高めるために塗装しています。又、錆止め塗装時に、板金を止めている釘が浮いていた場合、打ち込んでから錆止め塗装をしています。
棟包み板金を止めている貫板が腐朽している場合は、貫板と棟包み板金を交換する場合もあります。
カラーベスト屋根のシーラー塗装1回目
下の写真はカラーベスト屋根に、1度目のシーラー塗装をしている写真です。今回塗装しているシーラーは、SK化研の2液エポキシ樹脂の「マイルドシーラーEPO」を塗装しています。
マイルドシーラーEPOは浸透・固着性が高く、下地の補強効果や旧塗膜との密着性にに優れています。
カラーベスト屋根のシーラー塗装後1回目
下の写真は、カラーベスト屋根の1度目のシーラー塗装後の写真です。カラーベストはスレートが基材になっている為に吸水性が高く、塗装したシーラーもカラーベストに吸い込んでいき表面にほとんど残らない場合があります。シーラー塗装の目的は上塗り塗料との密着性を高める事と、カラーベスト素地にシーラーを吸い込ませ中で固める事で、素地を強化する目的で塗装しますが、下の写真の状態で上塗りをした場合、早期の塗膜剥離などのトラブルにつながる場合があります。
このような場合は、もう一度シーラーを塗装します。
カラーベスト屋根のシーラー塗装2回目
下の写真は、カラーベスト屋根に2度目のシーラー塗装している写真です。
カラーベストの屋根塗装で、高圧洗浄の次に大事な工程がこのシーラー塗装になります。
下塗り1回・中塗り・上塗りの計3回塗装すればいいと言っている塗料メーカーは無く、各塗料メーカーは表現は違いますが、濡れ感が出るまでや吸い込みが止まるまでシーラーは塗装して下さいとカタログにうたっています。そうでないと上塗りの密着不良や、上塗りも素地に吸い込まれるため、表面に残らないのでむらになったり耐候性に問題が出たりします。
カラーベスト屋根のシーラー塗装後2回目
下の写真は、カラーベスト屋根に2回目のシーラー塗装後の写真になります。
今回2回目のシーラー塗装で吸い込みが止まったので、この後上塗りのガイナ塗装の工程に移ります。
下の動画は、当社でカラーベスト屋根にシーラー塗装をしている動画になります。ぜひご参考にしてください。
カラーベスト屋根にガイナ塗装1回目
下の写真は、カラーベスト屋根に日進産業の遮熱・断熱塗料「ガイナ」塗装工事中の写真です。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H-Ⅱロケットの開発に際して、打ち上げ時の熱から機体及び人工衛星を守る為に、ロケットの先端部(フェアリング)に塗布する断熱技術を開発し民間転用したのがガイナ(GAINA)です。ガイナは、宇宙技術を応用し、株式会社日進産業が開発・製造している民生用商品です。
カラーベスト屋根にガイナ塗装後1回目
下の写真は、カラーベスト屋根に1回目のガイナ塗装後の写真になります。
カラーベスト屋根にガイナ塗装2回目
下の写真は、カラーベスト屋根に2回目のガイナを塗装している写真です。
ガイナの球体セラミックに侵入した太陽光に含まれる赤外線は、球体のプリズム効果により、反射と屈折を繰り返し、屋内に侵入するエネルギー量を減少させていきます。又、セラミックに配合した遮熱物質が太陽光に含まれる赤外線を反射します。
1度目の塗装とは色を変えて、塗り漏れの無いように塗装しています。
カラーベスト屋根にガイナ塗装後2回目
下の写真は、カラーベスト屋根に2回目のガイナ塗装後の写真になります。これで仕上がりといってもいいほどキッチリと塗装出来ていますが、縁切り施工後にもう一度同じ色で仕上げの塗装をします。
カラーベスト屋根の縁切り
下の写真は、セイム社のタスペーサーを使って、カラーベスト屋根の縁切りを施工している写真です。カラーベスト屋根は適切な工程で施工しないと雨漏りを起こす場合があります。
カラーベストを屋根塗装した場合、屋根全体を薄い塗膜で覆うので、カラーベストの重なり部分に詰まった塗料が、カラーベストの突合せ部分から入った雨水をせき止めて、瓦を止めている釘を伝って雨漏りを起こす場合があります。
屋根の縁切りは、強制的にこの雨水の排出先を作る大変重要な工程になります。屋根の縁切りについては下のリンク先や動画をぜひご参考にしてください。
塗装後の雨漏れ防止にタスペーサーでカラーベスト屋根の縁切り
タスペーサーはカラーベスト1枚に付き2か所差し込むW工法が推奨されています。下の写真はわかりやすいように、途中までしかタスペーサーを差し込んでいませんが、後でキッチリと最後まで差し込んでいます。
カラーベスト屋根にガイナ塗装3回目
下の写真は、カラーベスト屋根に3回目のガイナを塗装している写真になります。
ガイナは特殊セラミックが塗膜乾燥後に約80%になります。この特殊セラミックが遮熱性能や断熱性能を高める為、出来るだけこの特殊セラミックを塗布する為に、3回塗りで仕上げています。
東大阪市でカラーベストの屋根塗装にガイナ完工
下の写真は、東大阪市でカラーベストの屋根塗装工事に、ガイナ完工写真になります。
カラーベスト屋根にガイナ塗装工事は、下の動画をぜひご参考にしてください。