ベランダ防水
東大阪市でベランダ防水工事
2020年3月にホームページからお問合せ頂き、4月に施工させて頂きました。大阪府東大阪市の木造戸建て住宅のベランダの改修防水工事の施工例です。築年数が20年越えますが、まだ一度もベランダの防水をしたことが無く、土間や立ち上がりとの取り合いの入り隅などのクラックがひどい為今回クラックに強く、塗膜の浮きなどが起きにくいウレタン塗膜防水通気緩衝工法で施工することになりました。ウレタン塗膜防水通気緩衝工法での防水は、もっと広いマンションなどの屋上などにも施工できる工法の一つです。下の写真は施工前に高圧洗浄機でこれまでの汚れや、埃、カビなどを綺麗に洗い流している写真です。
下の写真は施工前の写真です。土間のクラックがひどく、又、ベランダ土間と立ち上がりの腰壁の取り合いの入り隅に隙間が出来ていて、現況雨漏れはしていませんでしたが、いつこのクラックや隙間から雨漏れが起きてもおかしくない状態でした。
下の写真はベランダの立ち上がり部分を作っている写真です。通常ベランダの腰壁には建物と同じように、家の基礎部分の様な巾木がありますが、ごくたまにこの家のように腰壁が土間まで落ちていて、巾木が無い建物もあります。このような場合腰壁と土間との取り合いの入り隅に隙間が出来やすく、防止施工時は土間部分しか防水できない為雨漏れにつながりやいので、今回立ち上がりの巾木を20cm位作って、立ち上がりまで防水施工する事で今後雨漏れの心配を出来るだけ無いように防水施工しています。1枚目の写真は腰壁部分に塗装されたリシンの石を、皮スキで削って巾木を作る部分を出来るだけ平らにしています。2枚目の写真は左官でしごき3枚目、4枚目の写真はベランダ巾木仕上がりの写真です。
下の写真はベランダの巾木や土間にプライマーを塗布している写真です。土間には自着シートの通気緩衝シートが密着しやすく、巾木にはメッシュシートが密着しやすくするためのプライマー塗布です。
下の写真はベランダ土間や、土間の幅の広いクラックや巾木との取り合いにコーキング施工している写真です。木造の建物の為に、特に土間と巾木の取り合いは施工後出来るだけ緩衝するようにたっぷりとコーキングを打設します。
下の写真はベランダ土間のほぼ全面に通気緩衝シートを張り込んでいる写真です。通気緩衝シートとシートのの端部には、ウレタン防水の仕上がり時にシートがめくれ上がったり、仕上がり時に継ぎ目が浮き出ないように、専用のジョイントテープで張り付け、ベランダのドレンから離れた位置で出来るだけ高い位置に脱気筒を取り付けます。通常のウレタン塗膜防水の密着工法で施工した場合、ベランダを完全に密閉する為、下か上がってきた湿気を全て閉じ込める為に通常の密着工法の場合、下からの湿気を外部に吐き出す力で、ウレタン塗膜がぷくっと浮き上がる現象が多々おきますが、この通気緩衝工法の場合、湿気がシートの隙間を通って脱気筒から排出されるために塗膜の浮きや、又、緩衝シートがある為土間のクラックの心配はほぼ無くなります。
下の写真はベランダの立ち上がり巾木の1回目のウレタン塗布している写真です。立ち上がりにはメッシュシートを張り込むと共に立ち上がり専用のウレタン塗膜防水を施工します。通常このウレタン塗布の工程を2回繰り返します。
下の写真はベランダ平場に1回目のウレタン防水を塗布している写真と、塗布後の写真です。平場のウレタン防水材はたっぷりと流し込んで、ローラーや鏝でならしていきます。
下の写真はベランダ立ち上がり巾木に、2回目のウレタン防水材を塗布している写真です。通常立ち上がりのウレタンは立ち上がり専用の、厚めに塗布できるように垂れにくい平場用よりも、より粘度の高い材料を使用します。
下の写真はベランダ平場に2回目のウレタン防水材を流し込んでいる写真と施工後の写真になっています。2回ウレタンを流し込むことでウレタンの厚みを付けて施工しています。
下の写真はベランダ笠木防水の写真です。ベランダの笠木もモルタルのままで全く防水がなされていない為、ベランダと同じように施工します。プライマー、ウレタン2回塗布、トップ塗装で笠木からも雨水が浸み込まないように施工します。
下の写真はベランダ防水のトップを塗布している写真です。ウレタン防水は水に濡れると氷の上のようによく滑り危険なため、トップ塗装には滑りにくくするために通常チップ(砂のようなもの)を混ぜて滑りにくくして塗布します。
下の写真はベランダウレタン塗膜防水通気緩衝工法の仕上がりの写真です。以上の工程の施工は通常10年の保証書が出る工程になっていますが、ウレタンを保護するトップは5年に1度塗り替える事が推奨されています。ウレタン塗膜防水通気緩衝工法について、もっと詳しくはこちらのリンク先をが参考にして下さい。→屋上防水工事雨漏れ補修-ウレタン防水通気緩衝工法