2020年5月にお問合せ頂き、6月に施工させて頂きました。サイディング外壁に日進産業の遮熱・断熱塗料の「ガイナ」塗り替え塗装工事施工例です。現況のサイディングボードが無塗装板に現場塗装でリシンを吹き付けているタイプの外壁で、築年数が20年という事もあり、防水性能の低下や、コーキング材の劣化が見受けられました。コーキング施工工事は縦目地や横の目地は全て撤去後打ち替えし、サッシ廻りや入り隅、幕板の天端、軒天の取り合いなどは全て打ち増しで施工しています。サイディング外壁のコーキング施工箇所についてはこちらのリンク先をぜひご参考にして下さい。→コーキング(シーリング)のメーター数
リシン外壁には日本ペイントの下地調整材を、通常のウールローラーで塗装するよりも多孔質ローラーで模様を付けて2倍以上厚塗りし、上塗りにはガイナを3回塗りで仕上げています。付帯部分の破風板や幕板、雨戸、水切り板金などは日本ペイントの「1液ファインフッ素UV」を塗装しています。下の写真は施工前の建物です。
下の写真はコーキング工事の施工手順の写真です。1枚目の写真はサイディングボードの継ぎ目の目地にカッターを入れコーキングを切っている写真です。2枚目は切ったコーキングを撤去しています。3枚目の写真はコーキング充填時に周りをコーキングで汚さないように養生をしています。4枚目の写真は目地とコーキング材の密着性を高める為にプライマーを塗布しています。5枚目の写真はコーキング材を充填し、6枚目でコーキング材をならしています。7枚目の写真で養生を剥して8枚目の写真が仕上がりの写真です。以上のような工程を全ての施工箇所で行っています。
サイディングコーキング1カッター 1000×700
サイディングコーキング4プライマー 1000×700
サイディングコーキング7養生捲り 1000×700
下の動画はコーキング工事の実際の施工動画です。ぜひご参考にして下さい。
下の写真はコーキングの撤去時に剥がれたボンドブレーカーを貼りなおしている写真です。剥がれかかった青いテープのようなものががボンドブレーカーです。ボンドブレーカーは、経年劣化でコーキングが欠落時に捲れる場合や、コーキング撤去時に捲れてしまう場合があり、ボンドブレーカーの無いままコーキング材を充填してしまうと、3面接着になってしまいます。2面接着で施工するために必ず剥がれたボンドブレーカーは張り直して施工するのが基本です。3面接着の場合早期にコーキングの剥離の原因になります。コーキングの2面接着についてはこちらのリンク先をぜひご参考にして下さい。→サイディング外壁やALC外壁のコーキング(シーリング)とは
サイディングボンドブレーカー1剥離 1000×700
サイディングボンドブレーカー2新設 1000×700
サイディングボンドブレーカー3完成 1000×700
下の写真はコーキング施工後の写真です。サイディング外壁のコーキング工事は水密性や防水性を確保するための施工の為、足場を組んで外壁全体のメンテナンスをする以上、現況コーキング施工されている箇所全て施工する事が基本です。又、施工されていない箇所でも雨水が侵入しそうな箇所は必ずコーキングを施工します。
下の写真はサイディング外壁を洗浄している写真です。施工したコーキング材が乾燥後、高圧洗浄機でサイディング外壁を時間をかけ丁寧に汚れやカビ、コケなどを綺麗に洗い流します。
下の写真は軒天の塗装をしている写真です。下塗りにカチオンシーラーを塗布後、日本ペイントの「水性ケンエース」を塗装しています。水性ケンエースは密着性ややに止め性、付着性、耐水性に優れ、防カビや防藻性も兼ね備えたつや消し仕上げ材です。
下の写真はサイディング外壁に、日本ペイントの下地調整材「パーフェクトフィラー」を塗布している写真です。最初にも書いたように多孔質ローラーで模様を付けて通常のローラーで塗装するよりも厚塗りしています。1枚目の写真の右側が塗装前の外壁で、左側が塗布後の写真です。リシンの石が無くなる位厚く塗られているのが分かると思います。多孔質ローラーで下地調整材を厚塗りする事で、上塗りの吸い込みを止め、サイディングボード自体の強度も高めます。
多孔質ローラーでの下塗り塗装工事については下の動画もご参考にして下さい。
下の写真はサイディング外壁の上塗り塗装工事に遮熱・断熱塗料のガイナを塗装している写真です。ガイナの塗膜は乾燥後特殊セラミックが約80%にもなり、この特殊セラミックが遮熱や断熱、耐久性を高めます。よりガイナの性能を実感して頂くようにペイント一番では、サイディング外壁にガイナを塗装する場合、3度塗りで特殊セラミックをより多く塗布するように施工しています。
下の写真はローラーが入らない所や、狭い箇所を刷毛で塗装している写真です。細かな所もキッチリと施工しています。
下の写真はタイル外壁の吹付塗装をしている写真です。
下の動画は、タイルに実際に塗装工事をしている動画です。ぜひご参考にして下さい。
下の写真は付帯部分の雨戸や破風板、軒先鼻隠し、幕板、水切り板金、雨樋などを塗装している写真です。付帯部の塗装には日本ペイントの「1液ファインフッ素UV」を塗装しています。
下の写真はベランダの防水工事をしたいる写真です。現況の防水はFRP防水が施工されています。FRP防水の場合経年劣化でガラス繊維が浮いていたり、劣化していなければガラス繊維を守るためのトップ塗装を施工します。FRPのトップ塗装は土間のケレン、アセトンで清掃、プライマー塗布、トップ塗装の手順で施工します。
下の写真はサイディング外壁に遮熱・断熱塗料のガイナ塗装工事完工写真です。ガイナ塗装色は22-85Cを塗装しています。ガイナの施工例についてはこちらのリンク先をご参考にして下さい。→
ガイナ塗装