ガイナ塗装
東大阪市で屋根塗り替えに遮熱・断熱塗料のガイナ使用-ペイント一番
東大阪市でカラーベストの屋根塗り替え工事の施工例です。
ここでは屋根塗り替えの詳しい塗装工程を解説しています。
今回使用する上塗り塗料は、日進産業の遮熱・断熱塗料「ガイナ」で下塗り2回塗装、上塗りガイナ3回塗装の合計5回塗りで仕上げています。
塗り替え工事前の屋根
築年数が約20年になる、塗り替え工事前のカラーベスト屋根です。
経年劣化から表面が砂地状になりカビやコケで一面覆われています。現況ほぼ防水性能が期待出来ない状態です。
又、トップライトのガラスと板金の取り合いのシーリングやビスのパッキンの劣化から雨水が侵入していました。
屋根の養生
屋根の高圧洗浄でカビやコケ、埃などが飛び散り近隣にご迷惑が掛からないように、専用のマスカーやブルーシートで屋根の養生をします。
足場に飛散防止ネットがありますが、ネット間の隙間やネットの網目から漏れる為重要な工程になります。
屋根の高圧洗浄
続いて屋根の高圧洗浄です。
長年溜まったコケやカビ、埃などと一緒に砂地状になった表面の旧塗膜などの丁寧に時間をかけて出来るだけ洗い流します。
脆弱な旧塗膜が残った状態の上から塗装するとその部分は早期の塗膜剥離などの原因になる為、高圧洗浄は大変重要な工程になります。
又、最後に軒樋も綺麗に洗い流します。
屋根の高圧洗浄後
屋根の高圧洗浄後の写真です。
旧塗膜など綺麗に洗い流されています。
屋根板金錆止め塗装
続いて屋根の板金錆止め塗装です。
金属部の板金と上塗り塗料のガイナの密着を高める為の工程です。
錆止め塗料は日本ペイントの1液ハイポンファインデグロを塗装しています。
屋根のシーラー塗装1回目
続いて屋根のシーラー塗装になります。
カラーベストはスレートで出来ている為元々防水性能が低く、経年劣化で旧塗膜がほとんどなくなると基材に雨水が浸み込んでいきます。
基材と上塗り塗料の密着を高める為のシーラーがカラーベスト素地に吸い込まれる為、1度のシーラーで下の写真のような場合必ずもう一度シーラーを塗装する必要があります。
屋根のシーラー塗装2回目
シーラー塗装は吸い込みが止まるまで塗装するのが基本です。
上の写真のような状態で中塗り・上塗りの工程に進むと、早期の塗膜剥離や色褪せの原因になる場合があります。
又、時にはシーラーだけで3回塗装しないといけない場合もあります。
ガイナ塗り替え1回目
続いて上塗り塗装のガイナ塗装工事です。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H-Ⅱロケットの開発に際して、打ち上げ時の熱から機体及び人工衛星を守る為に、ロケットの先端部(フェアリング)に塗布する断熱技術を開発し民間転用したのがガイナ(GAINA)です。ガイナは、宇宙技術を応用し、株式会社日進産業が開発・製造している民生用商品です。
ガイナ塗り替え2回目
1度目のガイナ塗り替えは色を変えて塗装しています。2度目の塗り替えから指定色のN50を塗装しています。
ガイナは建物の屋根や外壁に塗るだけで、太陽光線から受ける影響の約95%を反射し、夏涼しい究極の外断熱が完成します。又、ガイナは特殊セラミックとアクリルシリコン樹脂をハイブリッドする事により、優れた耐候性を持ち、一般塗料の2~3倍の寿命になります。
屋根の縁切り
続いての工程は屋根の縁切りになります。
カラーベストの場合塗り替えすると雨漏りする場合があります。
全体が薄い塗膜で覆われる為、瓦の裏に廻った雨水の排出先が無くなる事で内部で溜まり、瓦を止めている釘をつたって屋根裏に雨水が廻る場合があります。
この雨漏りを防ぐのが縁切りの工程になります。詳しくは下のリンク先をご参考にしてください。
セイムのタスペーサーをカラーベスト1枚に付き2ヵ所差し込むことで雨水の排出先を作ります。
ガイナ塗り替え3回目
3度目のガイナ塗り替え施工です。
ガイナは塗膜乾燥後特殊セラミックが約80%になる塗料で、この特殊セラミックが断熱性や遮熱性、耐候性を高めます。よりガイナの性能を実感して抱く為、ガイナを3回塗りで仕上げ、下塗りにはSK化研の「マイルドシーラーEPO」を吸い込みが止まるまで2回塗りし、屋根塗装は合計5回塗りで仕上げています。
屋根塗り替え工事完成
東大阪市でカラーベストの屋根塗り替え工事完成です。