ペイント一番「作業日記」
大阪市住吉区でパワーボード(ALC)外壁のシーリング改修工事-ペイント一番
大阪市住吉区でパワーボード(ALC)外壁のシーリング改修工事です。
パワーボード外壁は、1枚のパネルサイズが高さ約600mmで長さ約1800mmの集合体でパネル間の隙間や窓などの開口部、換気口などの貫通部や入隅、軒天上の取り合いなど至所に隙間が出来き、その隙間を埋めるのがシーリング材になります。
当然シーリングが経年劣化するとそこから雨水が侵入します。
パワーボード外壁の雨漏りについて
雨漏り事例1
先ほども書きましたがパワーボード外壁の窓周りやパネル間の目地のシーリングの経年劣化は雨漏りの原因になり、今回の現場ではありませんが、実際に雨漏りしていた事例の写真を掲載します。
雨漏りの散水調査でボード間の目地の割れから雨水が入っているのがわかりました。
長年雨水が入っていたようでベランダ上裏内部を除くと、周りの木材の腐朽が進んでいました。




雨漏り事例2
パワーボード外壁の窓周りのシーリングを撤去すると、雨水が廻り内部の透湿性防水シートが濡れてカビが廻っていました。
窓の少し上部のボード間の割れから雨水が入っているようでした。
下の写真は雨水が周った窓周りと、正常な窓周りの写真になります。




シーリング施工前
今回大阪市住吉区で施工する現況写真です。
目地の割れが酷く、窓周りのシーリングも経年劣化が見られます。
窓周りのシーリング打ち替え90m、目地や入隅、貫通部など現況シーリング部は680m全て増し打ちで仕上げています。


パワーボードシーリング施工動画
大阪市住吉区で今回の施工した実際の動画です。
是非ご参考にしてください。
エアコンの化粧カバー脱着
先ず、エアコンの化粧カバーを取り外します。
化粧カバーが裏側のシーリング部に干渉して施工できない為一旦取り外し、塗装終了後に取り付けます。


窓周りのシーリング撤去
続いて窓周りのシーリングの撤去です。
窓周りのシーリングを増し打ちで仕上げた場合、ほとんど厚みが付かず(せいぜい2mm程度)パワーボード側が早期に剥離し雨漏りに繋がる場合があるため、弊社では窓周りのシーリングは打ち替えでシールの厚みを十分に確保した仕上げになっています。




窓周りのシーリング撤去後
窓周りのシーリング撤去後です。
写真のようにキッチリと窓周りのシーリングを撤去します。
中のバックアップ材が劣化していればこの時に新しく入れ替えます。又、バックアップ材が手前に設置されていて厚みが付けれない場合、奥に押し込み十分に厚みを付けれるようにします。




プライマーの塗布
次にプライマーの塗布です。
プライマーは素地と施工するシーリング材の密着性を高めます。


シーリングの充填
次にシーリングの充填作業です。
窓周りや目地は特にタップリと充填します。




仕上げ
次に最終工程の仕上げになります。
仕上げが悪いと塗装後の美観にも影響する為慎重に専用のバッカーやヘラを使って仕上げていきます。




シーリング改修工事完成
大阪市住吉区でパワーボード外壁のシーリング工事完成
綺麗に仕上がり、乾燥後次の工程の高圧洗浄に入ります。